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520bit

思いついたことのメモ。
Mar 22 '13

あがり症克服の仕様

人前に出るととにかく「あがる」。

発表の場が来たとき、わたしの心臓はバクバク、脚はガクガク、声はブルブル、深呼吸しても治まらない。アタマの中は唯々「失敗したくない」に支配され、ついには思考が空回り、状況判断すらままならなくなる。

「失敗したくない」はつまり、失敗する自分を受け入れられないわけであり、完全なる自意識過剰、シンプルに言えば「えぇかっこしぃ」である。それは百も承知で、過去には「間違えたっていいんだよ」と自分自身をなだめてみたり、「誰も細かいとこまで聞いてないよ」と言い聞かせてみたりしてみたが、残念ながら「あがり症克服」までは至らなかった。

さて、わたしはやや重度の高所恐怖症なのだが、どういうわけか鉄橋を渡る状況になったことがある。そのときの同行者も実は高所恐怖症で、本来ならとてもじゃないけど鉄橋なんて渡れないタイプの人なんだそうだが、そのときは、ヒステリックなまでに恐怖に引きつるわたしを前に、逆にだんだんと落ち着き、「しっかりしなければ!」という使命感で恐怖が消えたそうだ。

そう、これである。
あがり症も使命感に燃えれば良いのだ。

先の高所恐怖症の例と同じ境遇を想像すると、たとえば、学芸会の演劇で一緒に舞台に立っている人が「脚ガクガクの声ブルブル」だったりしたら、さすがのわたしも「フォローしなければ」と、勇ましい態度に出られるというわけである。
とは言っても、仮に誰かと一緒に舞台に立つ機会があるとしても、その誰かがわたしよりも酷いあがり症であるという可能性は低いし、そもそも、誰かと一緒に舞台に立つ機会があるようにも思えない。

そこで思いついたのが、
ア) 使命感を空想上に用意する。
イ) 自分を分割して自分自身をフォローする。
である。

『ア) 使命感を空想上に用意する。』とは、人前での発表中、「いま、自分がおこなっている発表は、警察がテロ犯を見つけるための時間稼ぎである。なるべく時間をかけて、ゆっくり丁寧にこの任務を遂行しなければならない!」と言ったような設定をアタマの中で想定し、あくまでも使命のために発表を演じるという方法である。
これは、なりきりさえすれば、けっこう楽しい克服法かもしれない。

『イ) 自分を分割して自分自身をフォローする。』の方は、通常通りにあがりまくってる自分と、それを客観視する自分とに分け、「あがりすぎてて見ていられない!」と、客観的に見ている方の自分が代役を務めて発表するという立場をとる方法である。これのポイントは、あがって思考が追いつかなくなっている状況でも、別人格の自分を生み出す余力を残しておくということである。

次にいつ、発表の場がくるのかは分からないが、あがり症克服のために、これらを試してみようと思っている。

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Mar 19 '13

距離と時間

例えば今、大阪の難波にいるとする。

そして、それぞれ別の場所から来た者同志が集まり、家からここまでが遠かったかどうかを話すことになったとする。東大阪市から来た人、高槻市から来た人、和泉市から来た人、大正区から来た人、西区から来た人、京都から来た人などなど・・・・。

わたしのアタマの中では、ややおぼろげながらも大阪府の地図が思い浮かび、その地図を見ながらそれらが遠いか近いのか判断している。恐らく、何人かはわたしと同じように考えるだろう。
「西区だから近いね。和泉市は遠いね。」って。

ところが最近、よく聞くのは、
「特急で15分だから近いですよ。」
とかいう言葉。

それを聞くと、アタマのなかの地図がグニャっと曲がり、思考が止まってしまう。相手が何気なく言っているのは分かるのだが、距離という視覚的に見えていたものが、時間という感覚に置き換わることで、秩序が乱され、理解できなくなってしまうのだ。

言ってしまえば、「500mLのジュースと100円のジュース、どちらが大きいか」と聞かれているようなもので、しっかりイメージされた500mLのサイズが、100円のジュースという見えないサイズが現れることで、比較が不可能となる現象が起こる。

それに、こういうのはどうだろうか。
ア) 大阪 から グアム まで 飛行機 で 3時間半。
イ) 大阪 から 東京 まで 新幹線こだま で 4時間。
ウ) 大阪 から 福井 まで JR各停 で 3時間半。

時間で遠近を代弁するのなら、上記の場合、福井とグアムが大阪から同じ位の近さにあるということになるだろう。そして東京はグアムよりも遠いということになってしまう。こうなるともう何が何だか分からない。

だからもう、あくまでも遠い・近いは距離のことであって、「特急で15分」はその説明にならないのだ、というルールを作って欲しい。なぜこれほどまでに「特急で15分」系の返答をする人が多いのか、とても不思議なのである。

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